- HOME
- 脂漏性皮膚炎 - むろた皮フ科
脂漏性皮膚炎 - むろた皮フ科
脂漏性皮膚炎とは
脂漏性皮膚炎は皮脂が良く分泌される、頭・額・脇の下に多く発症する湿疹で、
マラセチアという真菌が原因と考えられ、
3か月未満の乳幼児や思春期、40歳代の方に発症することが多いです。
※赤ちゃんが発症した場合は乳児脂漏性湿疹ということもあります。
脂漏性皮膚炎の症状
<乳幼児の場合>
生後2~4週間頃から頭やおでこに黄色っぽいかさぶたができ、
ぼろぼろと取れかゆみを伴います。その後3~6か月で自然に治ることが多いです。
<大人の場合>
慢性的にぼろぼろとふけのようなものが落ち、
頭皮の一部が赤く硬くなっていたりすることがあります。かゆみを伴います。
脂漏性皮膚炎の治療
脂漏性皮膚炎の治療は薬物治療と生活の改善の両方が大切になります。
<薬物治療>
- ステロイドを使用し症状を緩和させることが基本となります。
※頭皮の場合は軟膏等が塗りにくいのでローションを使用します。 - かゆみなどの症状が治まってきたら抗真菌薬の塗り薬を使用します。
<生活の改善>
- 洗顔や洗髪を適切に行うことが大切です。
マラセチアという真菌が原因の可能性があるので、フケ止めの抗真菌剤が配合されているシャンプーを使用することもおすすめです。 - ストレスが増加すると症状が悪化することがあるので、疲れを溜めず十分な睡眠をとっていただくこと大切です
- 脂っぽい食事を控え、バランスのとれた食事を摂っていただくことが大切です。